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14-12.運動すると頭がよくなるって本当か? -本当なんですねぇ、これが- [脳と健康]

14-12.運動すると頭がよくなるって本当か? -本当なんですねぇ、これが-

1.はじめに -なーんだ、そんなことか、でも手遅れじゃないの-

 頭がよいの反対は? 頭が悪い。考えて先に進めるか、分からないまま考えないか、この辺りが鍵だ。たとえば東大生や頓知の一休さんは頭が良いし、にわとりや猫は頭が悪い。しかし、待ったがかかる。何度も言うように「考える」ってどうすること?
 記憶力が良ければ頭が良いとするのがこれまでの教育界の共通の見解であった。数学や国語や英語を始めとする入試は殆どが記憶力を試すものになっている。だが思考力=記憶力ではない! どうしてそう言えるのだろう? 「考える」とは何か考えてみてはどうだろう。

2.考えるときは目が覚めている?? -そんなの当たり前だが、なーるほど!-

 確かなことから言おう。意識がないときは考えていない。意識がないときは筋肉も動かない。しかし心臓や肺は働いている。心拍や呼吸、体温調節など健康体ならば、睡眠中、意識がない時でも働いている。自律神経と中枢神経だが、ここでも待ったがかかる。中枢神経って何? 睡眠って何のためにあるの? 「裏表二面理論」の真髄はこれらの疑問や謎を解くときの考え方、つまり推理法まで提供し、どうすれば頭が良くなるか、頭が良いとはどういうことか、そして、いずれの場合においても反対のコンセプトを対比させることで納得の行く結論に収束するパラダイムを内蔵していることだ。
 意識や無意識は非科学的な信仰ではなく、エネルギーに基づいた自然の中の物理化学反応によって科学的に説明できるのである。そして重要なことは、理数科学に興味がある人ならば、理解できる説明があるのである。理解できないということが何であるか、どこに問題があって分からないのか、無知なままでいるとどうなるのか、反対に知ったらどうなるのか、などが語られる。

3.認識するプロセスが分かるかな? -うーん、これなら理解できそう!-

 先ず、身近な例から話そう。親しい友達と会話中に、知らない外国語が耳に到達しても認識しない。日本語で書かれた新聞に知らない外国の文字が書かれていても認識しない。実は、幼いこどもにおいてはこれが普通である。では認識するとはどういうことなのだろうか。それには神経細胞が入力刺激に対して「判断して」発火することを知るのが出発点である。
 ニューロンこそ知能の原点である。通常のニューロンは、触手を伸ばして外からの刺激を得る。シナプスを通して入力された情報を総合して閾値より大きいと発火する。この閾値が変化するのだが、シナプスの数や情報を得る先も変わる。これが学習である。ニューロンが「比較」して「判定」するのだが、大体の人はこれが理解できるだろう。問題は発火しないことの意味だ。個々のニューロンが判断結果を伝えるという視点が抜け落ちていたのである。

4.もう一つの謎 -だんだん分かってくる気がする!-
 ニューロンが学習し、全体としてもニューラルネットワークが学習するのだが、さらに深刻な謎が待っている。こどもが学習するとき、一体誰が学習させるのだろう?(続く)
(キーワード 認識 比較 学習)
タグ:認識 比較 学習
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